ビッグイシューで見つけた驚きの健康法
定期的に愛読している「ビッグイシュー日本版」の499号で「森林浴は日本初」という記事を見つけました。
THE BIG ISSUE JAPAN499号 | ビッグイシュー日本版森林浴とは森林の中を歩いたり、自然の中でレクリエーションを楽しんだりすることで心身の健康を促進しようというものです。
「森林浴」という言葉自体が日本発祥だったというのも驚きでした。
さらに興味深いのは、これを最初に提唱したのが当時の林野庁の長官だということ。1982年に当時の林野庁長官・秋山智英氏が「森林浴構想」を発表したのが始まりだそうです。
それから40年以上たった今、森林浴は世界的な健康法として認知されています。
森林浴は身近な場所でも可能
森林浴と聞くと、屋久島や白神山地などの原生林、または山奥の鬱蒼とした森に行かなければ効果がないのかと思っていました。
しかし、記事の中では東京都練馬区の光が丘公園が森林浴スポットとして紹介されていたのには驚きました。
都会の公園でも十分な効果が得られるということは、森林浴が私たちの日常生活にずっと身近なものだということです。
光が丘公園の中にヒマラヤ杉の木立があるとは知りませんでした。
都会の喧騒から少し離れるだけで、緑の癒し効果を感じることができるのは素晴らしいことです。
森林浴の科学的効果
記事では森林浴の効果について、医師で医学博士でもある李 卿先生が科学的なエビデンスを元に詳しく解説されていました。
森林の空気には「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の物質が含まれており、これが免疫力を高める効果があるとのこと。
特に興味深かったのは、日帰りの森林浴を行った後、なんと7日後もストレスホルモン(コルチゾール)のレベルが減少していたという研究結果です。
つまり、週に一度の森林浴で、一週間ストレスに強い状態を維持できる可能性があるということです。
李先生によると
「森林浴の効果は木が大きいほど、木の密度が高いほど、また森林の面積が大きいほど効果が大きくなる」
とのこと。
さらに、その効果は森林に入ってからわずか20分後から出始め、約2時間で最大になるそうです。
2時間というのは、まさにゴルフのハーフラウンドにかかる時間と考えると、ゴルフと森林浴の相性の良さが見えてきます。
ゴルフ場は理想的な森林浴環境
ゴルフ場は元々、森林を適度に切り開いて造られたもの。
しかし、すべての木を切り倒したわけではなく、コース内には木々がたくさん残されています。
フェアウェイの両サイドはもちろん、時にはフェアウェイのど真ん中に大きな木が配置されているコースも少なくありません。
一般的なゴルフ場の面積は約50〜100ヘクタールほど。
東京ドームの約10〜20倍の広さがあり、その多くが緑地で覆われています。
このような広大な自然環境の中で過ごす時間は、まさに理想的な森林浴と言えるでしょう。
また、ゴルフプレー中は歩く距離も多く、18ホールを回ると約8〜10kmの距離を歩くことになります。
適度な有酸素運動と森林浴が同時に楽しめるのは、ゴルフならではの魅力です。
森林浴効果を最大化するゴルフの楽しみ方
ゴルフは時に上手く打てずにイライラすることもあります。
しかし、プレー中に木々の間を歩くと不思議と気分が落ち着くのを感じることがあります。
これは森林浴の効果なのかもしれません。
森林浴の効果を最大限に得るためには、ゴルフ場での時間の過ごし方も少し工夫してみるといいかもしれません:
- プレー前に深呼吸をして森の香りを意識的に楽しむ
- ショット間の移動中に周囲の自然に目を向ける時間を作る
- 木陰で休憩する際は、木から放出されるフィトンチッドを意識して吸い込む
- スコアにこだわりすぎず、自然の中でのリラックスした時間を大切にする
来月も運動不足解消と森林浴による癒しを求めて、地元のゴルフ場に行ってきます。今度はスコアだけでなく、木々の種類や鳥のさえずりにも注目して、より充実した森林浴体験を楽しみたいと思います。
もちろん、プレーファストを意識してゴルフと森林浴を楽しみます。