伝統と格式が息づくゴルフ場
埼玉県飯能市にある「飯能ゴルフクラブ」に行ってきました。
最近は気軽に楽しめるカジュアルなゴルフ場が主流となる中、ここは厳格な伝統を守り続ける「名門コース」です。
今回は会員権を所有している友人の同伴という貴重な機会で訪れることができました。

ここはセルフプレーはなく、キャディさん付きのプレーとなります。
全体的に距離が分かりにくく、グリーンも難しいのでキャディさんの存在は大きいです。
『飯能ゴルフクラブ』はキャディ付きの本格派プレー
飯能ゴルフクラブではセルフプレーは一切なく、全てキャディさん付きのプレーとなります。
コース特性として全体的に距離感が掴みにくく、グリーンも非常に難度が高いため、キャディさんのアドバイスが勝負の分かれ目となります。
『飯能ゴルフクラブ』は歩きでのプレー
現代のゴルフ場は乗用カートが当たり前になっていますが、飯能ゴルフクラブでは18ホール全てを歩いてプレーします。
キャディさんはキャディバッグを積んだカートを操作しますが、プレーヤーは基本的に乗車できません。
(年配者向けに例外的に乗用カートの用意はあるようです)
コース自体のアップダウンは比較的穏やかですが、18ホールを歩き通す体力は必須です。
普段から歩き慣れていない方は、予想以上に足腰に負担がかかるので心構えが必要です。
厳格なドレスコード — カジュアルはNG
飯能ゴルフクラブのホームページには、詳細なエチケット・マナー規定が掲載されています。
他のゴルフ場と比較しても明らかに厳しいドレスコードが特徴です。
(いつも行く前から違う意味で緊張します)
エチケット・マナー|飯能ゴルフクラブ入退場時の注意点
- ジャケット着用必須(7〜9月は除く)
- スニーカーは禁止
- パーカー等のフード付きウェアも禁止
ジャケットの着用は入場時と退場時のみですが、この短時間(実質10分程度)でも必ず着用しなければなりません。
プレー時の注意点
- 男性のハーフパンツ着用時:ベルト必須、くるぶしが隠れる丈のソックス着用
- 女性のスカート:膝上15cmまでという明確な基準あり
- レギンスはくるぶしが見える丈のものはNG
- ニーハイソックス、レッグウォーマーも不可
- ハイカットのゴルフシューズも不可
スカート丈は膝上15センチという、女子校のような厳しい校則(失礼)がありますが、ゴルフ場の会員さんが決めたルールなので従うしかありません。
最近のゴルフ場ではドレスコードが緩和される傾向にありますが、名門コースではこうした「エチケット・マナー」が厳格に守られています。
これらのルールは会員が決定したものであり、違反した場合は同伴した会員にも迷惑がかかります。
無難な服装の目安
来場・退場時
- ジャケット着用
- ローファーなどのフォーマルな靴(スニーカー不可)
プレー時
- 襟付きシャツ
- ベストやセーター(季節に応じて)
- ロングパンツ(ベルト必須)
- ローカットのゴルフシューズ
個人的な経験としては、女性はスカートではなくパンツスタイルの方が安心と感じました。
プレーを楽しむためにはエチケット・マナーが必要
プレー料金も他のゴルフ場より高めに設定されており、それだけ敷居の高いゴルフ場であることを示しています。
しかし、エチケット・マナーをしっかり守れば、キャディさんも気持ちよくサポートしてくれます。
コースのメンテナンス状態は抜群で、伝統的な日本のゴルフの醍醐味を存分に味わうことができました。
ただし、厳格なルールと18ホールを歩き通す体力が求められるため、特に初心者の女性プレーヤーには少々ハードルが高いかもしれません。
特別な体験を求める方に
『飯能ゴルフクラブ』は誰でも気軽に予約できるゴルフ場ではなく、会員からの紹介・予約が必要なクラブです。
こうした伝統的な会員制ゴルフ場は年々減少傾向にありますが、本格的なゴルフを体験したい方にとっては、かけがえのない特別な場所であることは間違いありません。