お酒との相性は遺伝子タイプ診断で分かる
偶然見たNHKの番組『あしたが変わるトリセツショー』
今回は
「お酒とのつきあい方」のトリセツ
「お酒とのつきあい方」のトリセツ – あしたが変わるトリセツショー – NHK私はお酒を飲みませんが、周りにはお酒が大好きな人が多いので興味本位で見ました。
まず最初に知ったのが
最も驚いたのは、お酒との相性が遺伝子によって決まるという事実です。
- お酒との相性は、主に「アルコール分解能力」と「アセトアルデヒド分解能力」という遺伝子によって決められている
- アルコール分解が苦手だと、酔いが残りやすく、ふわふわとした感じが長時間続く
- アセトアルデヒド分解が苦手だと、顔が赤くなったり、頭痛や吐き気などの不快な症状がおきやすくなる
- 二つの遺伝子によって分けられるお酒との相性は、A~Eまでの5タイプに分かれる
次に5つの遺伝子タイプ(A〜E型)について詳しく解説されていました。
- A型:酔いが抜けにくく、依存リスクが最も高い(日本人の3%)
- B型:酒豪タイプ。分解能力は高いが肝臓への負担に注意(全体の50%)
- C型:飲めると勘違いしやすく、健康リスクに要注意(全体の3%)
- D型:顔が赤くなり、不快反応が出やすい(全体の40%)
- E型:アルコール分解が最も苦手。注意が必要(全体の4%)
質問に答えて何型か簡単にチェックすることができます。
また、チェックリストによる「酒リスク診断」はあくまでも目安。
正しい遺伝子タイプを知りたい場合は、唾液による遺伝子検査も可能と紹介されていました。
調べると検査キットも販売していましたが、人間ドックや健康診断のオプションでも申込ができるようです。
料金は5,000円前後とのことだったので、私も検査してみようかな。
お酒がほとんど飲めないので、恐らくE型だと思うのですが・・・
アルコール体質検査キット Nomity飲む量が減る?!「アルパ飲み」
「アルコールパフォーマンス」を上げる飲み方
として紹介されていた「アルパ飲み」
その秘密は驚くほどシンプルで、飲み方は1杯目を30分かけて飲むだけです。
グビグビ飲んではいけません。
1杯目をゆっくり飲むだけでいいと紹介されていました。
ちなみに2杯目からは好きなように飲んでOK。
番組内でお酒が大好きな一般の方が実践していましたが、アルパ飲みを実践したところ、全員が飲酒量が減っていました。
「アルパ飲み」はなぜ効果的なのか?
理由としては
- 酔いが回るまでには、どんな量を飲んでも約30分かかる
- 飲む速度に関わらず、「心地よさ」はほぼ変わらない
- ゆっくり飲むことで、「具合の悪さ」が大幅に減少
番組の中で、いかにも酒豪っぽいオジサンがアルパ飲みを実践して「もう充分」とビール2本で終わっていたのが驚き。
しかもこの飲み方は厚生労働省のガイドラインにも沿った飲み方だそうです。
飲酒量チェックツールというのもありました。
飲酒量チェックツールノンアルコール飲料の新しい活用法
ゲストで出演していた、お笑い芸人の銀シャリ 橋本さんも
「1杯目をノンアルコール飲料にするとそれだけで満足する日がある」
と話していました。
- 1杯目を30分かけて飲むことが難しいとき、1杯目を早く飲んでしまったときは2杯目にノンアルコール飲料を飲む
→1杯目のアルコールを30分かけて飲むアルパ飲みと同様の効果が得られる
- 飲み会のラストオーダーで「もう1杯!」を頼みたいと気は最後はノンアルコール飲料で締める
というポイントも紹介されていました。
お酒を飲まない私としては、乾杯の雰囲気を壊したくないなら『1杯目アルコール+2杯目ノンアル=30分』で充分のような・・・
健康的なお酒との付き合い方
番組内で「日本酒好きな人はどうすればいいの?」という話もありましたが、現在ノンアルコールの日本酒も開発が進んでいるとのこと。
アルコールハラスメント(アルハラ)という言葉が出ていますが、お酒は他人には強制せず、自分でコントロールできる範囲で飲むのが一番スマート。
一方でアルコールの摂取が止められず、病院に通っている人がいることも知りました。
お酒との付き合い方は個人によって異なりますが、自分の体質を理解し、健康的で賢明な選択をすることが大切と改めて感じました。